みるきーのお笑いブログ

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みるきぃしげお 漫談 【カフェのサイズがわかりません】前編

【カフェのサイズがわかりません】

 


カフェには心地良い雑音があり

その音が居心地良くていつまでも

居てしまう

ネタを書いたり絵を描いたり考え事をしたり時にはうたた寝をするには

最適な空間なんです

 


そんなカフェがわたくしみるきぃしげおは大好きなんです

 


カフェと言っても

色んなカフェがあります

珈琲が美味しいカフェ

居心地が良いカフェ

パンが美味しいカフェ

トイレがくっさいカフェ

店長が汚ったないカフェ

ウエイターの目が死んでるカフェ

狭いカフェ広すぎるカフェ

厨房に人が多すぎるカフェ

いつも客がいないのに潰れないカフェ

無限にあります

 


その中でもオシャレカフェの

ボス的存在

スターバックスカフェ

僕が好きなカフェの中の一つです

 


とはゆえ

オシャレカフェのボス的存在

スターバックスカフェ

初めから

気軽に楽しめた訳ではありません

 


オシャレカフェの洗礼を受けて

生き残ったがゆえに今の

オシャレカフェを楽しむ余裕が

あるのです

 


忘れもしない初めてスターバックスカフェに行ったのは8年?10年?前の

寒かった、暑かったかな?

いや過ごしやすい季節でした

いややっぱり冬でした!

 


スターバックスカフェとゆう

最高にオシャレなカフェがあるとは

聞いていたのですが一度も行った事の無かった私は

芸人たるもの流行りは知っておかなければと思い

 


大阪アメ村を少し西へ進んだ所にある

スターバックスカフェへと

行く事を決心しました

 


オシャレなカフェに行くには

オシャレな服が必要です

 


私みるきぃしげおは

服のオシャレには自信があるのですが

油断は禁物です

念の為1番のオシャレな服装で

臨む事にしました

 


キラキラと輝くメタリックで紺色の

adidasのジャージ上下に

黒のロングブーツ!もちろん皮製!

 


そしてお気に入りのショッキングピンク色のハット帽をかぶりました

 


偽物ですがGUCCIのサイフも忘れてません!

 


準備は万端です!

そしていざスターバックスカフェへと

臨んだのです!

そう、それはまるで佐々木小次郎との

決戦に臨む宮本武蔵の様に~!

待たせたな、佐々木小次郎

いや、スターバックスカフェ!

 

 

 

 


武者震いかビビってるのか?

私は震える手を握りしめ

スターバックスカフェの店内へと

入って行きました

一歩店内へと足を踏み入れた瞬間

店内にいたお客様方全員が一斉に

こちらをギラッと睨みつけたかの様に

見えます

 


なるほど、このオシャレカフェ

スターバックスカフェに

初めて来る人間か

もしくはスターバックスカフェに

入るにふさわしい人間かどうか

見極めてるって事か!?

 


上等だよ!全員ぶっ倒してやんよー!?

とブッコミのタクのタケマルの様に

私は堂々と店内へと歩いて行きました

 


私の気迫に負けたのか?

もしくはスターバックスカフェに

来るにふさわしいオシャレ人間と

認められたのか

お客様方の視線は私から

外れました

第一関門突破です

 


私は空いていた席に座り

肩にぶら下げてた

スヌーピーのポシェットを下ろし

ふ~と一息つきました。

 

 

 

10分?いや20分は経ったでしょうか?

席に座っている私の元に

定員さんが注文を聞きに来ません

 


あれ、おかしいな?

なぜ来ない?

はは~ん、なるほどね

 


さすがオシャレカフェ

スターバックスカフェ!

初めて来た私がこのスターバックスカフェの珈琲を飲むに相応しいかどうか

本部と連絡を取り合ってるって事か!

 


良いだろう、臨むところだ

とことん審査するが良い

こんな事も想定しての1番のオシャレ服で来たんだ

 


カウンターの中で素敵な笑顔を振りかざしながら珈琲作ってる店員さんよ?

本部から来る返事はこうだ

そのオシャレなお客様を丁重に迎え入れなさい!

 


それから15分経ってもまだ来ない

 


あれ?これ気付かれて無いだけ

ちゃいますの?

店員さんよ?オシャレに気を取られ過ぎて接客が疎かになってるんちゃいますの?

 


そっか、そうゆう事か

ここでそこら辺の雑魚ならば

怒りに任せて店員さんを

怒鳴りつける所だが

ところがどっこい私は

英国紳士!

 


では無いが、頑張ってる店員さんに

怒るなんて事は出来ない

ここはスマートに行こう

 


ちょうどテーブルを拭きに来た店員さんが居たので

私はスマートに

あの~お忙しい所すいません

私このスターバックスカフェに

毎日の様に来てる者ですが

注文良いですか?

 


すると店員さんは不思議そうな顔で

恐る恐るこう言ったんです

あの~ご注文はカウンターで

お願いします…

 


なるほど!点と点が全て繋がった!

カウンターで注文するタイプの店

なのね?

てっきり良いお店って店員さんが注文聞きに来るもんだと思ってた!

リーズナブルな店ほど

セルフ的に注文を聞きに行くもんだと

思い込んでた

さすがスターバックスカフェ!

逆に、逆にそこはセルフなんやね!

 


まさに青天の霹靂とは

この事を言うのでしょう

私はオシャレなカフェの

見えない角度からの先制攻撃を

まんまと喰らったのです

 


しかしここで動揺しては

初めてスターバックスカフェに来たのがバレる!

もしくはスターバックスカフェに相応しくない人間だと思われてしまうかもしれない!?

それだけはなんとか避けたい

上手くごまかすしかない

 


私は冷静にしかし口調は慣れた感じで店員さんにこう言った!

 


そだね~!

 


恐らく、そだね~ジャパンより私の方が先にそだね~を使ったであろう!

この歴史的瞬間を知る者は少ない!

 


店員さんは不思議そうな表情のまま

はぁ~ではお願いします

と去って行った

 


ふぅ~危なかったぜ

なんとかきり抜けれた

 


しかしなんとも恐ろしい

油断のならない場所なんだ

生きた心地がしねえぜ

 


しかし私はこの勝負に勝つ!

 


そう心に誓い

みるきぃしげおは

カウンターへと向かいました。